人により早婚向き、晩婚向きということはあるだろうか。結婚を決めるとき、多くの人は愛情と仕事という要素を絡めて考える。恋愛感情が燃え上がる年齢の幅は最近ますます大きく広がっているようで、年をとったから燃え上がらなくなるということはない。ただI般的にいって、まったく利害の意識がなく、純粋に相手の存在だけを見つめる恋愛感情は、年齢とともに抱きにくくなることは間違いない。結婚を考えるとき、相手を愛しているという気持ちがもっとも重要なのだと考え、それ以外の利害を考えることに抵抗を感じる人がいる。そういう人は、社会的経験が不足しているためにそう感じることが多いのである。この場合「社会的経験の不足」とは、「愛がすべてではないことへの無知」を意味する。この人と結婚したら将来相手の両親の面倒を見なければならない。それが自分の人生にとって決定的な痛手になるとしたら、たとえどんなに愛している相手でも結婚しないほうがいいということが世の中にはいくらでもあるのだ。