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水で体の中の毒素を洗い流せる

2011.02.02

「飲んだ方がよい」は、ウソ?きれいのための「水」の真実◇洪水の如く巷にあふれる水に関する誤解の数々水がブームである。代謝を上げるためにと、せっせと水を飲む人が多いが実はこれがお肌に悪い。また、やせるためにせっせと汗をかく人も多いが、これも美容皮膚科的にはNGである。ここでは、水と体とお肌についての正しい知識を身に付けよう。水にまつわる誤解はとにかく多い。「人体の3分の2は水だから、水はたくさん飲んだ方がよい」「水で体の中の毒素を洗い流せる」「便秘の人は、水を飲んだ方がよい」「エアコンで肌が乾くから、水分を補給した方がよい」「たくさん飲んで汗をかけば代謝が高まるから、1リットルは飲んだ方がよい」……、すべてウソである。まず、のどか渇いていないのに水を飲むのは、空腹でないのに食べるのと同じで、体にとっては余計な行為である。「人体の3分の2は水でできているから」などとよく言うが、それは関係ない。例えば体脂肪率が40%の人は、人体の5分の2が脂肪だが、だからといってその人が脂肪をたくさんとった方がよいなどということにはならない。それと同じである。また「毒素を洗い流す」というのは、水道管を洗うみたいな発想だが、人体は管みたいに単純にはできていないので、水で洗ってきれいになるということはない。また便秘については、朝、一杯の水で腸を刺激するという程度ならばよいが、四六時中水を飲んでいると、胃腸が冷えるし消化酵素も薄まるので、かえって動きが悪くなる。肌が乾燥するから水を飲む、という人もいるが、人間は海綿体ではないので、口から入れた水が皮膚にしみ出して肌がうるおう、なんてことはない(肌の水分量がセラミドで決まることは乾燥のメカニズムで既に述べた通りである)。「水を飲んで汗をかけば代謝がよくなるか」についてだが、人間の代謝というのは、カロリー消費、すなわち糖や脂肪の燃焼である。水を飲んで汗腺から出すという行為は、単なる水の排泄であって、代謝ではない。脂肪の燃焼とは直接関係ないし、汗かきの人がやせやすいなどということもない。なぜ女性が汗かきになりたいのかよくわからないが、汗をかくとメイクもくずれるし、どう考えても美容上プラスではない。夏は冬に比べて皮膚科の患者数が3倍になることから考えても、汗はお肌によくない。汗腺と皮脂腺は別なので、汗では毛穴の老廃物は流れない。

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